一般社団法人
沖縄県建築士事務所協会

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家を建てるには【建築士事務所の仕事】

建築士(建築士事務所)の仕事の流れ

1、準備
施主のすること 設計者(建築士)のすること
・建物のイメージ作り
・土地探し
・設計者(設計事務所)探し
・金融機関との打ち合わせ
・地質、地盤調査(設計者と相談)
・土地探しや住宅相談など、家づくりに対する考え方や事務所の方針、実積などの説明
・設計料及び設計期間などの説明
建築士からのアドバイス
【建物のイメージ作りとは?】
 難しく考えるのではなく、展示場、インターネット、住宅情報紙などにより、こんな家に住みたいとか、こんな家でくつろぎたいとか、漠然とした感覚でかまいません。イメージすることが大切です。
 家づくりのパートナーである設計者との「出会い」が大切です。
【設計者(設計事務所)を見極めるには?】
 その設計者(設計事務所)が手がけた住宅を見学させてもらい、どういう家が得意か、デザインセンスが合うか、などをチェックしましょう。
 そして相性もとても大切になりますので、実際に会って、積極的にコミニュケーションを取ってみることです。その中から、何でも話し合えそうかどうか、対等な立場で対応してくれるかどうか、親身になって意見を聞いてくれるか、安心して任せられそうか、などを判断して下さい。
イメージ1イメージ2
雑誌などでイメージを伝えたり、施主がプランを持参することもあります。
2、設計・監理契約
施主のすること 設計者(建築士)のすること
 2008年11月の建築士法の改正により、契約前に重要説明事項を説明することが義務づけられました。
 重要説明事項に納得いただけましたら、設計・監理契約を結びます。
【重要事項のご説明】
・作成する設計図書の種類
・工事と設計図書との照合の方法、
・工事監理の実施状況の報告の方法
・担当する建築士の氏名
・報酬額及び支払い時期
・契約の解除に関する事項
など
建築士からのアドバイス
【設計料について】
 設計事務所が頂く報酬は、不当に引き上げられたり、逆に過当競争で過度に引き下げられたりしないよう、目安となる基準(国土交通省告示 第15号)が定められています。
 経験や業務内容により若干異なりますが、費用の目安を知るうえでもご契約時にはどのようにして計算しているかを確認しておけば安心です。
3、基本設計
施主のすること 設計者(建築士)のすること
 建物のイメージや家族構成、概算工事予算など要望を設計者に話し、図面化していきます。
・基本設計図の確認
設計条件などの整理
・施主の要望を聞きながら両者が納得するまで何案かつくり、検討を重ねます。
・設計者の考え方を伝えるため、図面だけではなくスケッチや模型、コンピューターグラフィックなどで打ち合わせを行うことも有ります。
・十分話し合いの後、平面図、立面図、断面図などの基本設計図を作成します。
 これら設計図の他に、建物の性能、仕様、設備の概要を記した仕様書も作成致します。
・基本設計図の説明
建築士からのアドバイス
【家づくりの大事なステップ】
 基本設計は間取りや外観イメージ、使用する材料・グレードを決めるとても大切なステップです。
 図面や仕様において不明なこと、修正したいこと、見積もりについてなど、ご意見、ご要望は何でもおっしゃって下さい。
 両者が納得することが、この後の流れをスムーズにし、より良い家づくりにつながります。
4、実施設計
施主のすること 設計者(建築士)のすること
 家具やドア、照明器具や浴室機器などすべての要望を伝え、納得するまで打ち合わせを重ねます。
・実施設計図の確認
・照明器具や浴室機器などの品番や色、棚や収納など家づくりに必要な全ての要素を決定します。
・ひとつひとつ具体的に記した実施設計図を作成します。
・詳細図、展開図、建具表、電気設備図、給排水設備図など
・建築確認申請の提出家等を建てる際には、それが建築基準法をはじめとする多くの法令に適合しているか、事前に地方公共団体や指定確認検査機関の確認を受ける必要が有ります。
・実施設計図の説明
建築士からのアドバイス
 実施設計をよりスムーズにするためにも、キッチンや風呂、トイレ、各種建材などのショールームを見学し、実物を見て、触れて、希望の機器や仕様を選定しておきましょう。
 建築確認申請の副本は、着工、保存登記または増築を行う時に必要となりますので、大事に保管しておいて下さい。
5、施工者の選定
施主のすること 設計者(建築士)のすること
 通常、3〜4社の施工業者に見積もりを依頼します。
  • 金融機関の決定
  • 施工業者の決定・契約
  • 近隣への挨拶
  • 地鎮祭
 施工業者に、施主に代わって設計図の説明を行い、施工者からの質疑に対応します。
施工業者の決定・契約
建築士からのアドバイス
 工事費の見積もりは、安ければいいというものではありません。
 安く提示した施工業者が工事費や材料費に無理が生じ、工事中に問題を発生させたケースも多いようです。設計者と相談のうえ選定することが良いでしょう。
6、建築工事(工事監理)
施主のすること 設計者(建築士)のすること
・設計者からの工事状況報告の承認
・現場にて使用材料、色などの確認
棟上式
  1. 基礎躯体工事の確認
  2. 中間検査への立ち会い
  3. 仕上げ工事・設備工事の確認
  4. 工事状況の報告
  5. 内装確認
    建築士からのアドバイス
     現場での設計変更は極力避けて下さい。
    工事の手配前であればまだしも、作業着手後の変更はたいへんお金と時間がかかります。どうしてもという場合は見積もりを確認のうえ、着工させましょう。
     設計者は工事費支払いの審査も行います。途中段階を含めて金額と支払い時期が適切かどうか、常にチェックを怠らないよう心がけています。
    7、竣工・引き渡し
    施主のすること 設計者(建築士)のすること
    ・施主検査
     設計者、施工者の立ち会いのもと、施主の方がご自身の目で予定通りの建物であることを確認していただきます。
    ・引き渡し書の受理
    登記・融資→最終金のお支払い
    ・竣工検査
     施工者による検査に加え、私たち設計者も工事監理者として設計図書通りに出来上がっているか、最終検査を行います。
    ・完了検査への立ち会い
    ・引き渡し
    ・竣工図の提出
    ・瑕疵担保保険の立ち会い
    建築士からのアドバイス
     入居後に瑕疵など問題が発見された場合や、メンテナンスのアドバイス、先々リフォームを行う際のお手伝いも致します。
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